最近の転職で良く聞く転職理由とは?

出典:https://doda.jp/guide/reason/

転職サイトdodaによると2017年度の転職理由ランキングは以下のようになりました。

1位 他にやりたい仕事がある

2位 会社の将来性が不安

3位 給与が不満

4位 残業が多い・休日が少ない

5位 専門知識・技術を習得したい

この中で転職理由のパーセンテージを大きく上げたのが「3位 給与が不満」です。また「4位 残業が多い・休日が少ない」も理由としてあげる人は微増しています。政府は働き方改革を掲げてはいますが、給与と業務量のバランスに疲弊するビジネスパーソンは未だ多いようです。各転職理由について所見を述べていきます。

※「働き方改革の概要と問題点を考える」はこちら

1位 他にやりたい仕事がある

働き方改革により勤務スタイルは多様化しており、副業がOKの会社も増えています。副業で生活できる目処が立ち、退職して独立するという方は一定数いるようです。また身につけた技術でフリーランスとして生活するという選択肢も珍しくなくなりました。

もちろん全く別の業界、職種でやりたいことがあり転職するという人も多いです。ただし完全に未経験の職種に転職するケースは30代ではぐっと減ります。

ですので、若年層は異業種でやりたいことがある、中年以降はこれまでの経験を生かして生き方のスタイルを変えるという動きがトレンドになっています。

2位 会社の将来性が不安

この理由はランキングこそ2位ですが、10年前に比べると転職理由とする人の数自体は減っています。世の中の景気自体は良くなっているという話もあるので、会社が今すぐ倒産するのではないかというような危険を感じる人は少なくなったと言えるでしょう。

しかし、会社の体力的なものや提供している商品、サービスの内容や質に不安を感じていたり、経営陣の能力に疑問を抱いていたりという人は多いようです。特に技術革新が遅れている会社では不安を抱く社員が多い傾向にあります。

3位 給与が不満

給与に関する不満を抱く人は増加しています。これは行なっている仕事の割に給与が安い、給与が上がらない、賞与や歩合が満足できない等が原因です。

特に正社員としての恩恵があまり感じられないという方は多いようです。確かに昇給がなく賞与も出ないとなるとなかなか継続して勤務するモチベーションは保てません。また役職が上がっても仕事が増え責任が増した割には給料は雀の涙の役職手当がついただけというケースも多く、仕事内容に給与が見合わないと感じる方も多いでしょう

4位 残業が多い・休日が少ない

残業が多いケースで多く聞かれるのが週40時間の給与に含まれる残業時間がほぼ定時扱いになっているケースです。仕事の有無にかかわらず拘束時間が長くなり、残業代は給与に含まれているから出ないという内容に不満の声が聞かれます。

また土曜日が出勤だったり、夏期休暇や年末年始の休暇が強制的に有休消化だったり、自分の裁量で休める休日が少ない職場もあるようです。会社に生活を搾取されていると感じており、転職したいと考え始める方が後を絶ちません。

5位 専門知識・技術を習得したい

手に職をつけたい、自分の持っているスキルを伸ばしたいが、今いる会社だと目の前の業務に追われてしまい学びの時間を持つことが難しいと感じている方も転職を考えています。海外だと仕事を辞めて大学や専門学校に入学することは割と一般的ですが、日本だと仕事を辞めて学校に入ることはこれまであまり考えられませんでした。

しかし、働き方やキャリアの形が多様化している今会社を思い切って辞めて、プライベートを確保できる勤務形態の職場で働きながら、学習に時間を割く人も増加中です。

あなたの会社は大丈夫か

これらの転職理由はある程度相互にリンクしています。例えば会社に将来性が感じられないから自分で食っていけるように副業を頑張ったり、学校に通ってスキルを伸ばしたいという発想になります。また、残業が多く給料が悪いのに経営陣は派手に高級クラブで遊んでおりこの会社やばいなと感じる方もいるでしょう。

離職して他社に転職されてしまうのはあなたの会社が不満だからという理由以外にありません。マッチングしなかったから仕方がないとか去る者は追わずという姿勢を既存の社員に対して見せてしまうのは、社内のモチベーションを下げるでしょう。人材を大切にする会社であると社員にアピールするためにも、離職理由をしっかり分析して就労環境の改善に努めなければなりません。

※「離職率改善のための取り組み」はこちら