求人・人材紹介・他には?中途採用向け人材採用の方法

中途採用の成功は即戦力の獲得のために企業にとって重要です。中途採用を成功させるにはどのような方法が最適なのでしょうか。

求人、人材紹介 どっちがいいの?

即戦力の中途採用にかかるコストは正直安くはありません。未経験でもよければハードルがぐっと下がりますが、求める経験とスキルが高くなればなるほど採用は難しくなりますし、時間とコストは増大します。

求人と人材紹介ではかかるコストもタイミングも異なり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

求人の場合は採用できてもできなくても料金が発生する

中途採用を求人広告で行う場合、転職サイトに掲載するという方法になります。これは掲載した時点で料金が発生するため、結果何人採用できようが料金は変わりません。10人採用できても0人でも同じ価格ということになります。

相場としては30万〜200万円で4週間程度の掲載といったところです。料金が高ければ高いほど上位に表示され、露出する可能性が高まります。また、スカウトメールやDMを使用しサイトに登録している求職者にアプローチをすることも可能です。

「採用できない可能性があるならお金を払いたくない」ということで求人広告を活用しての中途採用を嫌がる企業もあります。どこにお金をかけるかは好みですので、間違っていません。

求人広告を活用するメリットとしては、複数人採用できた場合人材紹介に比べると圧倒的にコストが安くなる点が挙げられます。営業職、事務職、店舗などの現場スタッフ・マネージャーを採用するような場合には特に適しています。専門職でも職業人口がそれなりにいるような業種の場合には採用の期待度は高いと言えます。

例えば80万円の求人広告で即戦力が5人採用できれば、一人当たり16万円の採用費用ですので、かなりいい買い物だったということになるでしょう。

また、スカウトメール等を使用して求職者にアプローチすることができるのもメリットです。待ちだけでなく攻めの採用活動ができるということです。

人材紹介の場合は採用できるまでは料金は発生しないが…

一方で人材紹介は、求職者の入社が確定した時点で契約成立となり料金が発生します。よって、人材紹介会社に紹介を申し込んだ時点では料金は発生しません。

相場としては求職者の年収の15〜50%あたり、だいたい平均すると20〜30%です。飲食店やサービス業だとパーセンテージは下がり、逆に医療系の特殊な資格が必要な職種などだとパーセンテージが上がります。

つまり年収500万円の即戦力の営業社員を1人、人材紹介で採用しようとすると100〜150万円を人材紹介会社に支払うことになります。年収800万円の薬剤師の場合は200〜300万円ということになるでしょう。一人当たりの採用にかかる金額としては求人広告の比ではありません。

メリットはやはり採用できなければ料金が発生しないこと、そして、専門的な職種やマネージャーや役員クラスの人材の求人の場合に有効と言えます。いわゆるエグゼクティブ求人です。普通の求人広告には降りてこないような人材を人材紹介会社が囲い込んでいるのです。

デメリットは採用し入社が確定すれば料金が発生してしまうことです。つまり、1ヶ月でやめてしまっても料金が発生します。150万円支払って1ヶ月で退職する可能性もあるわけです。最近では規定の期間以内に退職した場合、いくらか返金すると定めている会社も多いですが、離職率が高い会社の場合は人材紹介を使用するのは危険度が高いと言えます。また採用までの時間が長いのもデメリットです。

ダイレクトリクルーティングとは

数年前から耳にするようになったダイレクトリクルーティングという方法があります。これまで人材紹介会社が独占していたような求職者のデータベースを企業に開放するサービスです。これによって人材紹介会社の社員が行なっていた求職者の選別作業を企業が行うことができ、人材紹介会社を介さず直接アプローチをすることができるようになります。

相場としては数ヶ月で60〜150万程度というところです。メリットは非常に戦略的な採用活動が可能なこと、デメリットは手がかかる方法ということです。求職者の選別、求人票の作成、メッセージなどを求職者別にカスタマイズすることで効果が出る方法なのです。

ハローワークも完全にダメではない

ハローワークは時代遅れな感じがありますが、まず無料なことがメリットです。また、基本的に正社員で働きたい40代以上というハローワークのコアユーザーは、中途採用のターゲットとしてはマッチングしています。

問題は人材の質というところです。これは残念ながら求人広告、人材紹介などに比べるとかなり下がるといっていいでしょう。理由としては「条件がいい求人がない」というイメージがあるのでレベルの高い人はそもそもハローワーク求人を見る可能性が低いこと。また、失業保険目当ての層が一定数いるため、応募や面接になっても実は就職する気がない場合があるのです。

逆に好条件で掲載することで目立つ可能性は高いです。即戦力かどうかは微妙なところですが、ハローワークから応募してくる層は真面目な求職者が多いとも言われています。無料ですし、とりあえず乗せておく分には損はしないでしょう。