採用面接でのポイントと今日から実践できる役立つ方法

採用面接をするにあたって面接官や人事部が気をつけないといけないポイントを考えて見ます。求職者の年代によっても傾向が違いますし、求職者の持っている情報量も年々増えておりますので、紋切り型の採用面接ではなかなか難しくなっています。

 

求職者は客に近い

採用面接に来た求職者は御社のお客様に近いという感覚が必要です。もちろん採用面接なので評価し選考するという視点は必要ですが、面接に来た時点ではあくまで外部の人間なので、過度な上から目線は禁物です。

よって、以前よくあった圧迫面接は現在では行わないほうがいい方法の一つです。言ってみれば求職者に対して会社のプロモーションを行う場でもあるため、社会通念上パワハラやセクハラになるようなコメントだったり質問だったりは、すぐにネットやSNSで拡散し会社のマイナスイメージを広めてしまいます。

 

商談や打ち合わせに来た外部の客に対して振る舞うのと同じ適切な言動を行うことを心がけましょう。その上で必要な質問や説明などを行なっていくことが必要です。

 

求職者は準備をして来ている

現在インターネットを見れば採用面接に関してあらゆる情報が出ています。採用面接で聞かれる可能性がある20の質問、面接官のウケがいい解答例、面接で言ってはいけない解答例など…。

 

つまりほとんどの質問に対して求職者は無難な回答を準備することが可能になっています。同じ内容を回答するにしても印象が良くなる言い回しを身につけているのです。もちろんそう言った言動を適切に使用できるという意味ではそれなりに能力があると捉えられる場合もありますが、求職者の内面を掘り下げることが以前より難しくなっています。

 

採用面接で立て板に水のごとくスラスラと回答し笑顔で服装もスマートで…といった求職者であれば採用したいと思う面接官は多いでしょうが、しっかり準備をすればある程度は誰でも可能な時代になっています。しどろもどろで大量の汗をかいて言葉に詰まってしまうといった求職者は印象が良くないかもしれませんが、どちらにしても紋切り型の質問で終わらず内面に踏み込むような質問をできないと、本当にこの求職者を採用するべきかしないべきかを判断するのは難しいでしょう。

 

例えば、「弊社を志望した理由」「これまでの経験をどう役立てるか」「前職の退職理由」と言った質問は紋切り型で準備がしやすい質問内容と言えます。

 

基本的に営業と同じで、求職者はプラスの情報しか面接では発言したくありません。その時に質問→回答と言った方式だと準備した内容をそのまま述べればいいだけなのでその裏側にある真実の部分が読みづらいのです。

 

これを回避する方法としては自然な会話形式で望むと言った対策があります。こちらからの質問に答えるだけでなく、求職者が自分から発言するように持っていくのです。例えば、面接前に担当者から簡単な事業内容や職務内容などを説明し、それに関連させる形でいろいろ質問していくと言った方式であれば、用意していた回答を読み上げるというよりはその場での臨機応変な思考を披露してもらうというニュアンスになるでしょう。

 

ミッションを先に提示する

最近よく聞く採用担当者の悩みとして、「最近の20代の新人はいい子が多いんだけど積極性がない」ということをよく聞きます。果たしてそうなのでしょうか。

 

採用面接で「あなたは当社で何をしたいですか?」と言った質問に対して回答できず、むしろ「何をすればいいのですか?」と質問されてしまうという話も聞きます。一昔前であれば「自分が入社したいことをアピールするんだったら、自分が何をしたいかを言えないなんてダメだ」という考えが一般的でした。

 

しかし、現在は業務の幅も責任の幅も多岐に渡っており、かつ求職者の仕事に対する考え方もバラエティ豊かになっているので、自分がこれまで経験したことが生かせるのかどうか、事前に会社のホームページを見たくらいでは判断できないと考える求職者も増えています。また、ブラック企業には絶対に入りたくないと考える求職者も増えているため、入社後のミスマッチを防ぐ意図から「むしろ何をやらされるのか先に教えてくれ」という希望が多くなっているのかもしれません。

企業からすると即戦力を採用したい場合は特に「自分で勝手に成長してくれ」「何をするかなんて自分で考えろ」という場合もあるでしょうが、そういうあり方がなかなか実情に合わなくなってきているのが現状です。

 

業務の幅や求めるスキル、この先どのようなビジョンがあってポストはあるのか、現実の出社・退社時間など、はっきりと答えられるようにしておく準備が必要です。これは求職者から聞かれるたらいうのではなく、自発的に説明をした方が求職者の印象はいいでしょう。そして、説明した内容について一緒に会話をしていけばいいのです。